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貴族院とは
昭和21年(1946年)の第90回帝国議会において、現今の憲法である所の日本国憲法が成立し、その年の11月3日に公布され、翌昭和22年5月3日から施行されました。その日本国憲法にもとづき、旧帝国議会にかわって国会が誕生し、昭和22年5月20日に第1回国会が召集されました。日本国憲法では二院制を規定しています。すなわち衆議院および参議院です。これら二院で構成される国会の権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者が行使し、その福利は国民が受けるものであると規定されています。これはこれで事実です。
ですが、一般に知られていませんが貴族院もまた成立しました。これは旧大日本帝国憲法で定められる所の貴族院が参議院となったことは周知の如くであり、旧帝国議会を構成していた貴族院とはまったく別物です。現在の貴族院の権威は日本の貴族たる働かなくてもなぜか食って行ける上野、新宿、池袋周辺を中心に全国普くおわしますレゲエの方々に由来し、その権力は貴族の代表者が行使し、その福利は貴族が受けるものであるとされています。しかしこれは明文化されていない、言わばコモン・ローであるという所に注意を向けなければなりません。日本国憲法にも、各種法律、制令、政令、省令といった尽くを見ても見当たらないことを指摘しておきたいと思います。かく言う筆者もつい先日まで知りませんでした。この事実をすべての人々に知ってもらわなくてはなりません。よって、日本には憲法に由来する二院とコモン・ローに由来する貴族院をあわせ三院が存在していることになります。三院もあればなかなか予算が成立しないのも納得が行くというものです。
貴族院の所在
貴族院は現在の国会議事堂の正面にあると考えられています。国会議事堂の正面に向かって左手に衆議院、右手に参議院が設けられていますが、これまで国民には正面は玄関であるとされてきましたが、あれだけ立派な構造物が単なる玄関なわけがありません。うわさでは正面の塔の最上階にはダンスホールがあるそうですが、真偽のほどは確かではありません。しかし、夜毎に繰り広げられるレゲエのやんごとなき方々の姿を想像すると、一国民として微笑まずにはいられません。
貴族院の地位
国会では参議院が言わば上院、衆議院が下院に相当しますが、貴族院は院に相当し、国会決議に対する拒否権を持ちます。古くは上皇による院政が行われましたが明治に入って上皇が成立する可能性が明示的に排除され、その後大日本帝国の崩壊とともに日本国が成立しましたが、その時に姿を変えて復活したと考えられなくもありません。本来の最高権力であるべき対象を超越するという意味においてはまさに復活したということができるでしょう。しかしながら今日の貴族院は先の院の如くのような独裁者の家政機関などではなく、非納税者による民主議会であり、立憲君主国であり民主主義国である日本国と乖離しておらず、背反していないことは重要です。
貴族院は単なる立法府であるにとどまらず、国会に対する拒否権を持つことからわかるように内閣よりも強い権限を保有しており、且つ公園や駅を不法に占拠し、ダンボールによる邸宅や城塞を設けることが認められている所から察せられるように司法権をも超越した存在です。また、納税の義務を果たすこともなく、日本国民の三大義務たる勤労、納税、教育のうちすべてを行わなくて良いのは貴族院議員のみの特権です。国会議員の議会開会中の不逮捕特権などに比べるとこの貴族院議員の優遇ぶりは瞠目するに値します。
貴族院と三権の対立
このように三権に優越した貴族院ですが、当然その間に葛藤があります。一例を紹介しますと、過日新宿において貴族院議員と行政機関との対立が報道されましたが、このように強い権力を保持する貴族に対して行政権がその権限を守るために攻勢に出た好例ということができるでしょう。しかしその行政権側の攻勢も実際にはその場所のみから排除できただけのことで貴族を排除することなど到底できず、実際のところ失敗したということができるでしょう。このように、貴族院の地位は相当に尊貴であることは明白です。また、貴族院議員が普く存在することも強く印象づけられる結果となりました。
讒謗律ってまだ有効なのかな?
このネタ、やばいかなぁ
まあ、働かざるもの食うべからず。しかし、私には実のところ良く分からない。好き好んで貴族をやってる人もいるだろうけどそんな人はごくわずかだろうし、これを解決することなどできるのだろうか。そりゃ彼らを社会が養うなどとふざけたことが許されるならば明日にも解決だろうが、養われる側はともかく養う側にとっては話にならないほどばかげた話であり、納得が行くはずもない。彼らも人間、結局の所一筋縄では行かないことだけは確かなのかもしれない。
明日は我が身かも知れぬと思うと背筋に冷たいものが走らないでもない。
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