THE WORLD
OF
CHINESE POETRY
漢詩的世界
生年不滿百
無名氏
爲 何 晝 常 生
樂 不 短 懷 年
當 秉 苦 千 不
及 燭 夜 歳 滿
時 遊 長 憂 百
難 仙 但 愚 何
可 人 爲 者 能
與 王 後 愛 待
等 子 世 惜 來
期 喬 嗤 費 茲
この詩と私
無名氏とは人の名ではない。「文選」所収の「古詩十九首」の第十五首である。「人生は百年に満たず」から「何ぞ燭を秉って遊ばざる」までは、西門行と同じであり、この時代(後漢末)の享楽的な雰囲気が漂っている。
ただ、今日の世の中にあって、このくらいの迫力を持ってもよいのではないか。真面目も良いが、こういうふてぶてしさも欲しい。ただし、単なる諦めや投げやりなだけでは無意味であることは言うまでもない。
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